宇都宮ベンチャーズ20周年記念式典に参加しました
令和5年も6分の1が過ぎ、高根沢も1か月後には桜が咲く時期を迎えそうです。
時間の経過のスピードに、ただただ驚くばかりです。
さて、今回はわーくりんく宝石台の生い立ちを少しだけご紹介したいと思います。
わーくりんく宝石台の運営母体である「えむつーあしすと株式会社」は平成28年6月6日、
宇都宮市中央3丁目にあります栃木県産業会館3階・宇都宮ベンチャーズで産声を上げました。
市役所に近接し、正面が宇都宮中央郵便局、お隣がNHKさんというオフィス街です。
当時、記憶では栃木県は「障害者雇用率」が全国で3番目に低く(一番低いのは東京・理由は企業が多すぎるため)、
建築不動産関係の仕事で栃木県に出向くことがあった私(佐藤)は予期せぬご縁や出会いから、
「栃木県で障害をもった方たちの就労支援を」という思いに至りました。
宇都宮市は2002年福田市長(現知事)の時代、地元起業家を育成しようと、官民一体となって支援する
「宇都宮ベンチャーズ」を開設しておられ、当社は宇都宮ベンチャーズ入居審査を経て、会社設立と同時にお世話になる運びとなりました。
経営指導いただける運営委員の皆様、市経済部産業政策課の皆様には厳しくも大変お世話になり、
事業の意義や経営理念の重要性、資金繰りの大切さを叩き込まれたのが非常に懐かしい思い出です。
そして1年2か月後の平成29年8月、宇都宮ベンチャーズの支援で経営方針のみならず、
資金借入や建物用途変更も整い多機能型障害者就労支援事業所わーくりんく宝石台を高根沢町に無事開設することが出来ました。
(当時・高根沢町には就労A型事業所が1事業所も無かったのです)
その「親同然」の宇都宮ベンチャーズが今年で20周年を迎えられ、さらなる発展に向けた記念の式典が2月15日、
宇都宮市内のホテルニューイタヤで開かれ、当社も光栄にも参加させて頂きました。
支援者・卒業生・現入居者・関係者約100人が参加して開かれた式典では、宇都宮市の佐藤栄一市長や福田富一知事が
「宇都宮ベンチャーズから多くの起業家が巣立ち、日本を代表する企業に発展してほしい」などと挨拶されました。
トヨタウッドユーホームの中津会長、光陽エンジニアリングの飯村会長からも熱い熱い訓示を頂戴しました。
この後、宇都宮ベンチャーズを卒業した企業が現在の状況報告などを経て、小林副会長ご発声の乾杯で交流を深めました。
この20年、この宇都宮ベンチャーズで経営を学んで卒業した企業は42社に上るそうです。現在も存続している会社は29社との事で、その1社である事に深い感慨を覚えます。
これからも障害者福祉を通じて地域社会の役に立つとの理念をぶらすことなく、次々と新しいことへのチャレンジを続けて行きたいと改めて心に刻む1日となりました。
わーくりんく宝石台をご支援いただいている皆様、本当にありがとうございます。
えむつーあしすと株式会社 代表取締役
わーくりんく宝石台 管理者
佐藤 雅之