わーくりんく宝石台7回目の新年への感謝
えむつーあしすと株式会社(わーくりんく宝石台)代表の佐藤でございます。
謹んで新春のご祝辞を申し上げます。
多くの利用者様ご家族様・支援者様のお陰をもちまして多機能型障害者就労支援事業所わーくりんく宝石台は7回目の新年を迎えることが出来ました。この場をお借りしまして心より厚く御礼申し上げます。
また、年初の能登大地震や羽田空港事故、北九州火災など被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
昨年のわーくりんく宝石台の運営は、大きな変化は無かった半面、堅実な福祉サービスの提供、A型における品質維持と価格の確保(顧客満足度の向上)、職員の支援力向上に取り組み、地盤を固める1年だったかと思います。引き続き「差別化の追求・新しい福祉の構築」と「職員の総合支援力向上」を目標に掲げ、唯一無二の障害者就労支援事業所を目指して行きたいと考えます。加えて、自分自身を筆頭に指導員各位には「率先垂範の実行」を求める1年と致します。
日本社会では世界に遅れるものの、賃上げの機運が高まっております。 昨年末の日本経済新聞による大企業経営者アンケートでは、今春5~7%のアップを目指したいとの企業が過半を占めているとの記事が掲載されました。一方、診療報酬・障害福祉サービス等報酬が昨年12月20日に決定され、2024年度の診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定率が発表されました。介護報酬は1.59%のプラス改定です。 このうち、0.98%は同年6月に施行する介護職員の処遇改善分となっており、介護・福祉業界と民間市場との格差はさらに広がるものと推察され、政府や厚生労働省の言葉の矛盾に大きな憤りを覚える春になると思われます。原資が微増の中、障害者福祉の従事者や障害をもった利用者の賃金を向上させるためには、特にA型の採算性の更なる向上をはじめ、並々ならぬ経営努力が必要と考える次第です。国や自治体への他力本願ではなく、自分たち事業所の自力と実力で乗り越える覚悟でございます。
(指導員の視野を広げる機会を適宜、開催致しました)
さて、2023年を振り返りますと下記のような成果を報告する事が出来ました
・就労定着支援サービスの順調な滑り出し(離職者ゼロ)
・就労移行支援サービスからの5名もの一般就労への送り出し(全員定着)
・その背景のひとつである就労移行支援における「資格取得支援制度」の積極的活用推進
・A型リサイクル業務離職者ゼロと9割を超える出勤率
(海道リサイクル工場勤務風景)
・CAD業務のスキル大幅向上(顧客の拡大と信用の獲得)
(CADルーム:PC6台で運用)
・全国アビリンピック(建築CAD競技)への4年連続選手派遣
また、当事業所特有?の「調理を通じたコミュニケーション力向上&経済の勉強&自立訓練」の三兎を追うカリキュラムを毎月1回のペースで開催し、職員・A型勤務者・就労移行利用者・定着支援対象者の良好な関係性を常に保ち続ける事が出来ました。
(2月の恵方巻)
(春:町民農園でのジャガイモ栽培)
(地元食材を使った煮込みハンバーグ)
(7月:地元夏野菜のカレー)
(8月のやな体験)
(10月:皆で考えたハロウィンイベント シチューが可愛い)
(お客様・支援者様・卒業生も参加されての年末バーベキュー&鍋パーティー)
世の中の早すぎる変化に取り残される事の無いよう、職員一同アンテナを高くし、新しい福祉をもって地域に貢献できるよう尽力してまいりますので本年もわーくりんく宝石台を何卒宜しくお願い申し上げます。
えむつーあしすと株式会社 代表取締役
多機能型障害者就労支援事業所わーくりんく宝石台 管理者
佐藤 雅之